土壌汚染の調査から改良まで
2003年に施行された土壌汚染対策法により、使用が廃止された有害物質使用特定施設に係る工場または事業場の敷地を、
指定調査機関の窓口として株式会社浜松管理サービスが取り扱っています。
【土壌汚染対策法に記載されている主な項目】
- 調査義務/調査方法/汚染発覚時の対処/台帳の調整
- 対象となる特定有害部室とその基準値/調査機関/処理業の許可制度 等
土壌汚染とは
産業活動やその他の活動に伴い、土壌中に有害物質が残留、蓄積することにより、土壌や地下水が汚染された状態のことを土壌汚染と言います。
工場の操業に伴い、配管劣化、作業トラブル、また原料として用いる有害な物質を不適切に取り扱い、その際有害な物質を含む液体を地下に浸み込ませてしまうことで土壌汚染は起こります。また、土壌の中には、人間の活動に伴って生じた汚染だけでなく、自然的原因で汚染されているものも含まれるため、様々な場所に汚染が発覚するケースが増えています。
もとは人の健康への影響から問題視された土壌汚染ですが、最近では、土壌汚染の発覚により、土地の資産価値が下落したり、汚染された土地を保有する企業ブランド力低下といった点から、問題視される傾向にあります。
土壌汚染の問題点
- 地表面下の問題であるため、目に見えない。
- 有害物質が地下水に浸透したり、汚染土が空中飛散することで、近隣へ汚染を拡散する可能性がある。
- 空中飛散した汚染土に接触することで人体に健康被害を及ぼす可能性がある。(直接摂取によるリスク)
- 汚染された水を摂取することで人体に健康被害を及ぼす可能性がある。(地下水の摂取等によるリスク)
- 汚染された土地は資産価値が下落するし、汚染された土壌を保有する企業はブランド力が低下する。
土壌汚染対策の流れ
資料等調査【土壌・地下水汚染の可能性の確認】
地歴調査(利用履歴調査)、事業所内環境調査(現在、過去における有害物質の使用状況、廃棄物の管理状況、施設の破損等)、現場周辺調査(現場周辺の地形、地質、地下水等)などを行い、汚染有無の可能性を図ります。
審査結果は下記3段階に分けて評価されます。
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汚染のおそれがある or おそれが少ない
汚染のおそれなし
調査終了
概況調査【土壌・地下水汚染の有無の確認】
汚染の恐れの分類、及び対象となる汚染物質に応じて調査(分析)が実施されます。この調査により汚染の有無及び、汚染物質を確定させます。
汚染あり
汚染なし
調査終了
詳細調査【土壌・地下水汚染の範囲(深度)の確定】
汚染状況を詳細にそして正確に把握する為にボーリング機器を用いて調査(基本的には深さ10mまで)を行います。ボーリング機器で採取された試料は再度分析され、その分析結果を基に、汚染範囲を把握し、対策行程を検討します。
対策工事
上記までの調査結果及び対策計画にそって土壌・地下水汚染の対策工事(浄化・修復・封じ込め等)を行います。
汚染物質や汚染状況、お客様のニーズに最も適した対策工事を実施していきます。
油汚染対策の流れ
油汚染土の調査
油汚染調査は、資料等調査、サンプルの油臭・油膜の分析を行います。油臭・油膜の分析は人の感覚(嗅覚と視覚)で判断します。また、人の感覚を補完する手段としてTPH(全石油系炭化水素)分析を行います。
油臭分析の判断基準は下記6段階に分けて評価されます。
0 | 無臭 |
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1 | やっと感知できるにおい(検知閾値濃度) |
2 | 何のにおいであるかがわかる弱いにおい(認知閾値濃度) |
3 | らくに感知できるにおい |
4 | 強いにおい |
5 | 強烈なにおい |
対策工事
油汚染の対策工事としては、掘削除去後セメント工場にて処理される方法や、微生物を用いた原位置での浄化方法等があります。(バイオレメディエーション・掘削除去・酸化分解(フェントン)法・土壌洗浄・ガス吸引法・石炭を利用した浄化工法)
お客様の求めるニーズに応じてご希望される対策方法をご提案します。
お問い合わせ先
土壌汚染/油汚染調査について、浜松市・湖西市・磐田市・森町・袋井市・掛川市・菊川市・御前崎市・牧之原市・島田市の静岡県内の企業・公共・一般の方からのお問い合わせを承っております。
土壌汚染/油汚染調査のお問い合わせは株式会社浜松管理サービスまでお気軽にお問い合わせください。
053-525-8111
対応地域 | 浜松市・湖西市・磐田市・森町・袋井市・掛川市・菊川市・御前崎市・牧之原市・島田市 他 |
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提携企業 |
東海ジオテック株式会社 |
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